【シンガポール時事】日米韓3カ国の防衛担当閣僚は2日午後(日本時間同)、シンガポールで会談した。昨夏の首脳合意に基づく共同訓練の定例化について、今夏に第1回を開催することを確認。名称は「フリーダム・エッジ」とする。周辺地域の有事に共同対処するための机上演習を行うことでも一致した。
会談後に発表した共同声明は「3カ国協力の活動を強化・制度化する」と明記した。北朝鮮の核・ミサイル開発を念頭に置いた「脅威の抑止」の重要性を強調。中国の海洋進出を「危険かつ攻撃的な行動」と非難した。
会談には木原稔防衛相、米国のオースティン国防長官、韓国の申源※(※サンズイに是)国防相が出席。日韓による火器管制レーダー照射問題の再発防止策合意を踏まえ、3カ国の防衛当局間の連携を深めることを申し合わせた。
会談に臨む(左から)韓国の申源※(※サンズイに是)国防相、オーストラリアのマールズ国防相、木原稔防衛相=2日午前、シンガポール(防衛省提供・時事)
握手する(左から)木原稔防衛相、米国のオースティン国防長官、韓国の申源※(※サンズイに是)国防相=2日、シンガポール(防衛省提供・時事)
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