出馬表明以降、初の週末。精力的に活動した蓮舫議員(56)。一方、いまだ出馬を明言しない小池百合子東京都知事(71)ですが、3日に急きょ、意外な人物にアポ取りをして面会。何を話したのでしょうか。
■激戦制し小池氏から“急なアポ取り”
東京都庁に急きょ、招かれた人がいました。2日に東京都港区長選挙で自民党、公明党が推す現職を破って当選した清家愛氏(49)です。
港区長選で初当選 無所属 清家愛氏
「(Q.この後のご予定は?)あ、はい、あの呼ばれて、お伺いしたところです」
小池都知事との面会が設定されたのです。面会は2分足らずで終わりました。
当選翌日の即面会。いきさつは…。
港区長選で初当選 無所属 清家愛氏
「(Q.清家氏から連絡した?)いや違います」
「(Q.事務所に連絡があった?)朝、何時くらいかな、街頭(演説)の後くらいにいただいて」
「あした港区役所に(当選後)初めて行く、当選証書もらいに。私も初めてのことなので、よく分からないです」
小池知事側から声を掛けたといいます。
清家氏に敗れた現職区長は小池知事に知事選出馬を要請した区市町村長の1人です。
■心の内は?沈黙貫く小池知事
小池知事自身は出馬に関してまだ沈黙を貫いています。都議会の定例会が始まった先月29日も…。
東京都 小池百合子知事
「まずは、この定例会しっかりと取り組んでいくのが現職の務めと承知しております」
その翌日も…。
東京都 小池百合子知事
「現職でありますので日々、公務があります。それに集中していきたいと考えています」
何度も記者から聞かれています。
東京都 小池百合子知事
「(Q.第2回定例会が終わったタイミングで出馬表明?)まずは今、これからの代表・一般質問が控えております。しっかりと取り組みたいと思っています」
なかなか態度をはっきりさせないのは風を読んでいるからでしょうか。今回の都知事選は今月2日の都内の天気のように荒れるかもしれません。
■七夕決戦…蓮舫氏は“選挙モード”
そんな荒れた天候のなかでも東京・有楽町には大勢が集まっていました。この人の演説を聞くためです。
立憲民主党 蓮舫参院議員
「この夏、七夕に予定されている東京都知事選挙に蓮舫は挑戦をします。皆さんのご支援どうかよろしくお願いします」
都知事選の告示日は今月20日で、投開票は来月7日です。ただ、もうすでに雰囲気は選挙戦です。
立憲民主党 枝野幸男前代表
「皆が安心して住める東京、そして日本を作っていきましょう。そのために皆で蓮舫さんを勝たせましょう」
蓮舫議員は小池知事との対決姿勢を鮮明にしています。
立憲民主党 蓮舫参院議員
「八王子市長選挙で、政治とカネで逮捕された江東区長選挙で、目黒区の東京都議会議員の補欠選挙で、小池さんは自民党の候補を応援した。よりによって今、何で政治とカネの問題で厳しい声が国民から、都民から出てくる政党と近付くのか」
■小池氏出馬は?蓮舫氏「戦いたい」
立憲民主党関係者によりますと、3日、蓮舫議員はこもって公約作りをしています。ちなみに公約の発表は…。
立憲民主党 蓮舫参院議員
「現職の人(小池知事)がもし出られるのであれば、同じくらいの時期にさせていただければと思います」
「(Q.小池知事はいまだに出馬表明していない)それは分かんない。出られるのであれば早く出ていただきたいし、戦いたいなと思います」
■七夕の都知事選20人超え“乱立”
都知事選には広島県安芸高田市の石丸伸二市長(41)、自衛隊の元航空幕僚長で10年前の都知事選にも出馬した田母神俊雄さん(75)、その他に25人が立候補を表明しています。
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