北朝鮮が、ごみや汚物をぶら下げた風船を韓国側に飛ばしたことなどをめぐり、韓国政府は、3日、2018年に前の政権が南北の緊張緩和を目指すためとして北朝鮮と結んだ軍事合意の効力をすべて停止する方針を確認しました。

林官房長官は記者会見で「韓国政府として自国の防衛上の必要性を考慮して判断したものと理解しており、判断を尊重する」と述べました。

そして、今後の北朝鮮の対応へのコメントは控えるとしたうえで「一般論として南北間の緊張の高まり、事態のエスカレーションにつながらないことが重要だ。北朝鮮への対応については、引き続き必要な情報の収集・分析、警戒監視に全力を挙げ、韓国を含む関係国と緊密に連携して対応していく」と説明しました。

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