4月で残りの任期が1年となる秋田県の佐竹知事は15日、来春の知事選について、後継者を指名しない考えを改めて示した一方、「支援を求められれば応援する」と述べた。
佐竹知事は現在4期目。4月19日で残りの任期は1年となり、任期満了で退任する意向を示している。
15日の会見で、次期知事選の対応を問われた佐竹知事は「後継者を指名しない」と改めて強調した上で、「いろんな人がいるので、この人がふさわしいなと思う場合、その人を応援することはあり得る」と述べ、支援を求められれば候補者を応援する考えを示した。
また、次の知事に求める人物像について、佐竹知事は「自分の親分がいるような人はちょっとふさわしくないのではないか。知事というのは、一国一城のあるじだから、親分から影響を受けるとか、そういう人は避けるべき。私としては、そういう人はあまりよくないんじゃないかな」と持論を展開した。
記者から「自身が応援したら親分の立場になるのではないか」と指摘されると、佐竹知事は「国会議員の派閥政治を指している。私の応援に、勝てる力はない」と強調した。
なお、次の知事選には、自民党の県議会議員・鈴木健太氏(48)と、秋田市出身で、卓球Tリーグ・琉球アスティーダの運営会社代表・早川周作氏(47)が立候補を検討している。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。