秋田県は5日、被害が相次いでいるクマの緊急対策にかかる費用などを盛り込んだ、一般会計総額34億円余の補正予算案を、県議会の各会派に内示した。

県が内示した6月補正予算案は、一般会計の総額で34億5127万円。

クマによる人身被害が相次いでいることから、緊急の対策費用に5980万6000円が盛り込まれた。具体的には、猟銃を購入する際の支援の拡充や、放置された果樹の伐採、緩衝帯の整備など。

佐竹知事は「最近、銃はほとんどが輸入品で、円安の関係で高くなっている。猟友会からも強い要望があるので、いまの円安の状況も踏まえてこういう金額にした」と説明した。

このほか、急増するロマンス詐欺やSNS型投資詐欺を防ぐため、緊急で広報する事業に250万8000円が計上されている。

補正予算案は、6月12日に開会する6月県議会で審議される。

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