5月26日に行われた静岡県知事選をめぐり、浜松市浜名区にある4つの地域支部から片山さつき参議院議員の厳正な処分を求める上申書が提出されたことを受け、自民党県連は6月7日に役員会を開きましたが、「片山議員が国会議員の身であること」から対応を党本部に委ねる方針を決めました。

自民党の政調会長代理を務める片山さつき参議院議員(全国比例)をめぐっては、5月26日に行われた静岡県知事選で同党が元総務官僚を推薦する中、立憲民主党と国民民主党が推薦した対立候補の選挙事務所に片山議員が送った応援用のポスター、いわゆる為書きが掲示されていたほか、対立候補を支援した市議を通じて多方面に自民党本部が実施した情勢調査の結果を漏洩させたとして、浜松市浜名区の4つの地域支部(浜北・細江・引佐・三ケ日)から「厳正な処分を求める」上申書が提出されています。

こうした中、県連は6月7日に役員会を開きましたが、片山議員が国会議員であることから、上申書の提出を党本部に報告した上で、党紀委員会を開く等の判断や対応をすべて委ねる方針を決めました。

全国比例で当選している参議院議員は、通常3つの都道府県連に所属することができ、片山議員は東京都連・埼玉県連・愛知県連に所属していますが、かつて静岡7区で衆議院議員を務めたことから、本人の希望もあって静岡県連に所属はしていないものの静岡県連の相談役を務めています。

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