核兵器の廃絶を求めて毎月9日に長崎市の平和公園で行われている「反核9の日座り込み」が6月9日、500回目を迎えました。

500回目の座り込みには、被爆者や労働組合員のほか、高校生平和大使などの若い世代も含め、およそ420人が集まりました。

この座り込みは原子力船「むつ」の佐世保入港に抗議して1979年3月に始まりました。

船が出港してからは8月を除く毎月9日に行われ、長崎市と県内11の地区で核兵器の廃絶や世界平和を訴えています。

県平和運動センター被爆連 川野浩一議長(84)
「我々は500回ここに座り込んだけど、依然として核がなくならないことに対して本当に腹立たしい。核がなくなるまでこの座り込みを絶対に止めることはない」

1回目の座り込みに参加した被爆者の姿もありました。

被爆者 吉田豊さん(82)
「400回目までは毎回参加していた。(参加するうちに)「自分の平和のために続けたい」との思いになってきた。(座り込みが)具体的に核兵器の廃絶にどうつながったかは証明できないけど、皆が持っている平和の気持ちをいかに大きくするか、だと思う」

参加者は平和な世界を目指して座り込みを続けることを誓い合いました。

※「吉」は「土」に「口」

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