岸田首相は10日、自民党の若手・中堅議員を対象にした勉強会で、「派閥ではなくして、真の政策集団を基軸とする新たな自民党を再生していかなければならない」と強調した。

自民党が中堅・若手議員の育成を目的に開催してきた「背骨勉強会」が10日に最終回を迎え、岸田首相も出席して修了式が行われた。

岸田首相はあいさつの中で、「わが党は、旧来言われていた派閥ではなくして、真の政策集団を基軸とする、新たな自民党を再生していかなければならない」と強調。

また、「自民党に対して、大変厳しい目が国民から注がれている。今一度、国民の信頼を取り戻し、政治を前に進めていくためにも、われわれ一人一人のたゆまぬ努力、そして鍛錬が不可欠だ」などと述べた。

「背骨勉強会」は、派閥の政治資金事件を受け、安倍派などが解散を決めたことに伴い、派閥に代わって党が直接、議員の育成を図る狙いで、当選4回以下の衆院議員と、当選2回以下の参院議員を対象に、3月から計7回、開催された。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。