岸田首相は10日夜、自民党が若手・中堅議員の育成を目的に開催してきた「背骨勉強会」に携わった議員の懇親会に出席した。

懇親会は東京・赤坂の日本料理店で開かれ、「背骨勉強会」に中心的に関わった自民党の政治大学院学院長・遠藤利明元五輪相や、小渕選対委員長、斎藤健経産相らが参加した。

遠藤議員は、終了後に記者団の取材に応じ、岸田首相が「こういう勉強会は大事だ」と話したことを明かした上で、今後について「ちょっと何か考えなければならないと思っている」と述べた。

また遠藤議員は、岸田首相と官邸でも会談を重ねているが、「『政治資金規正法（改正案）は、どうしても通さなければならない。そうしないと自民党がつぶれてしまう』ということを首相が話している」とも明らかにした。

遠藤議員は、「何はともあれ（法案を）通すことが、自民党を救うのではなくて、結果的に政権が安定する。そういう意味で（岸田首相は）かなり覚悟を持って進めてきた」と述べ、「頑張っているなと思う」と、岸田首相の取り組みを評価した。

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