林芳正官房長官は11日の記者会見で、岸田文雄首相が12~16日の日程でイタリアとスイスを訪問すると正式発表した。イタリア南部プーリア州で開かれる主要7カ国(G7)首脳会議に出席し、スイスではウクライナの平和に関する国際会議「世界平和サミット」に参加する。首相はG7首脳会議に合わせ、ウクライナのゼレンスキー大統領と会談する方向で調整している。
首相は11日、公明党の山口那津男代表と首相官邸で会談し、G7首脳会議について「法の支配、国際秩序の維持・強化、グローバルサウス(新興・途上国)との協調をしっかり話し合っていきたい」と語った。
林氏は会見で世界平和サミットについて「各国と連携し、公正かつ永続的な平和の実現に向けたウクライナの取り組みを支援していく姿勢を力強く発信する」と強調した。
首相はG7首脳会議に合わせ、各国首脳と個別に会談する予定。ゼレンスキー氏との対面での会談は昨年5月のG7広島サミット以来、約1年ぶりで、ウクライナの復興支援などを盛り込んだ2国間協定を締結する見通し。【影山哲也】
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