岸田総理大臣は13日からイタリア南部のプーリア州で開かれるG7サミット(主要7か国首脳会議)に出席するため、12日午後、羽田空港を政府専用機で出発します。

サミットではウクライナや中東、インド太平洋といった地域情勢に加え、経済安全保障やAI、それに気候変動など幅広い議題について意見が交わされる見通しで、岸田総理大臣としては、去年の広島サミットの成果を踏まえて日本の取り組みや立場を発信し、議論を主導したい考えです。

このうちウクライナ情勢をめぐっては、制裁で凍結したロシアの資産の扱いが焦点となり、岸田総理大臣はウクライナへの支援のあり方も含め、日本の考えを説明する方針です。

また、経済安全保障などの討議では中国による過剰生産の問題への懸念を表明し、ルールに基づく自由で公正な経済秩序の重要性などを訴えたいとしています。

岸田総理大臣はイタリアのあと、15日にはスイスを訪れ、ウクライナが提唱する和平案の実現を目指す国際会議「平和サミット」に出席して、関係国の協力強化を図ることにしています。

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