秋田県の6月県議会が12日開会し、佐竹知事は、クマによる人への被害が相次いでいることを受けて、人里に近づけないために緩衝帯を整備するなど被害防止対策を充実させていく考えを示した。
6月県議会には、一般会計の総額で34億5127万円の補正予算案が提出された。
今回の柱は、クマによる人への被害を防ぐための緊急対策費用で、人の生活圏にクマを近づけないための緩衝帯の整備費や、円安の影響で価格が高騰している猟銃を購入する際の支援にかかる予算など、計5980万6000円が計上されている。
佐竹知事は、7月からクマが出没した際、どこに現れたのかを迅速に県民に伝える「情報マップシステム」の運用を始めることなどを挙げた。
佐竹知事:
「新たにクマ類が指定管理鳥獣に指定されたことに伴い、国の支援が拡充され、人とクマ類とのあつれきの低減に向けた取り組みを一層強化できるものと考えており、引き続き、市町村等と十分に連携しながら、適正頭数の管理をはじめとする被害防止対策の充実・強化を図ってまいります」
6月県議会の会期は7月5日までの24日間で、6月18日から一般質問が始まる。
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