愛媛は「1.31」。1人の女性が一生のうちに産む子どもの数の指標となる「合計特殊出生率」が統計開始以来、過去最低になりました。この状況のなか、松山市で12日から四国で初めてのある取り組みがスタートしました。

松山市役所を訪れたカップルは、松山市の河野純輝さん(29)と初海さん(24)の夫婦。大安の日に合わせ婚姻届けを提出しました。新婚の2人に渡されたのは、妊娠期の女性に特に必要とされる栄養素「葉酸のサプリメント」と、『「プレコンセプションケア」に関するパンフレット』です。

「プレコンセプションケア」とは“事前の妊娠準備”。女性やカップルが妊娠に備えて生活を見直し健康を心がける取り組みで、国などもPRを進めています。

松山市は母子の健康をサポートする東京の会社「ベルタ」と今年3月に連携協定を結んでいて、婚姻届を出した夫婦に四国で初めて葉酸サプリなどのプレゼントを始めました。背景の1つが、止まらない「少子化」です。

厚労省が5日に発表した愛媛の「合計特殊出生率」は、前の年より0.08ポイント低い「1.31」と、統計開始以来過去最低になっています。

松山市すくすく支援課・篠崎征子課長:
「妊娠された方が母子健康手帳を取りに来られる妊娠届の数を把握しているんですけれど、その数は年々やはり減少してきている。少子化対策もあり妊娠を望まれる方が望みが叶うようなところのサポートができればと考えている」

夫・河野純輝さん:
「(プレコンセプションの)言葉も初めて聞きましたし、冊子があると見て見識を深めるきっかけにもなるかなと思う」

妻・初海さん:
「普段あんまり健康に気を使ったりせんので、こういうのがあったら便利だなと思います。(Q子供は)そうですね、今後できたらいいなと思ってます」

ベルタ・森谷悠平取締役:
「子供を望まれる家庭望まない家庭多くいらっしゃると思いますが、健康面という人生における1つのツールとして活用いただきたい」

市は500セットを順次、窓口で配布し活動への理解を呼びかけます。

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