「ふく育県」として子育て支援に力を入れている福井県は、子どもや子育てを応援する新計画を2025年度に策定する予定で、12日に第一回会議を行いました。これまでの計画の進捗状況や、県内の子育てに対する意識調査の結果を公表しました。
  
県は2020年、子育てしやすい県を目指し、5年計画の「子ども・子育て支援計画」を策定しています。12日は、2025年度の改定に向け、児童福祉や教育関係の代表者などから意見を聞く会議を行いました。
  
会議では、2023年の合計特殊出生率が1.46人と目標の1.74人には届いていないことや、父親の育児休暇取得率は31.4%と目標の10%を大きく上回っていることなど、これまでの進捗状況が報告されました。また、計画に役立てようと、県内の20歳から49歳の男女1600人から集めた子育て意識の調査結果も公表されました。

その中で▼子どもを1人持っている人で、もう1人持ちたいと考えている人が3割いること▼高校の授業無償化など県は14の独自の子育て施策を実施しているが、認知度が5割を超えるものは3つにとどまり認知度が低いこと、などが分かりました。
  
この結果や委員の意見を踏まえて今後2回の会議を行い、2025年3月に新しい5年計画を策定する予定です。
     

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