世界最高水準の研究力を目指す「国際卓越研究大学」を国が認定し、支援する取り組みについて、東北大学が、初めて認定される見通しとなりました。

盛山正仁文科相
「東北大学について対応状況を継続的に確認してきたところ、今般、国際卓越研究大学の認定及び体制強化計画の認可について満たし得るとの結論に至ったとの報告を受けました」

「国際卓越研究大学」とは、日本国内の大学の研究論文の減少や質の低下などを改善するため、世界最高水準の研究力を目指す大学を国が認定し、支援するものです。去年8月、初の認定候補に選ばれていた東北大学。研究者の待遇改善や、独自の海外人材採用システムなどを盛り込んだ計画が審査され、認定基準を満たしたことが14日、発表されました。

東北大学 冨永悌二学長
「東北大学は日本にとってラストチャンスとも言えるこの大学改革を先導して、変革の結節点となることを表明したいと思います」

正式認可となれば、国が創設した10兆円規模の大学ファンドの運用益から、今年度中におよそ100億円の助成が始まる見込みで、助成期間は最長25年間となっています。

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