海上自衛隊のヘリコプター墜落事故を巡り不適切な発言をしたとして、鹿児島県鹿屋市の中西茂市長を減給3ヶ月とする条例改正案が鹿屋市議会で可決されました。

鹿屋市議会の定例議会で6月14日提案され、即日可決されたのは、中西市長の給与を7月からの3カ月間、10分の1減給する条例改正案です。

中西市長は2024年4月、記念切手の贈呈式で、伊豆諸島沖で墜落した海上自衛隊のヘリコプターと同型機がデザインされた切手について、「事故直後で値打ちがあるんじゃないか」と発言していました。

中西市長は14日の議会の冒頭で「搭乗されていた隊員の家族や関係者の心情を思えば、全く配慮を欠いた不適切な表現で、多くの皆様に不快な思いをさせてしまい深く反省している」と謝罪の言葉を述べました。

一方で、一部の議員からは、今回の条例改正案に対する厳しい意見もありました。

議員
「市民の中には『たった10パーセントカットか』という声をたくさんもらった。
私ももちろん3割カットくらいはいくんじゃないかと思っていた」
「少しでも早く迅速な判断のもとに臨時議会を招集して、己の責任の取り方について発言すれば、もっと違う形にとられたのかな」

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