東京・永田町の自民党岸田派事務所=6日

自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受け、解散方針を決めていた宏池会(岸田派)が14日、東京・永田町のビルに置いていた派閥事務所を事実上閉鎖した。

関係者によると、週明けから原状回復に向けた工事に入る。政治資金規正法に基づく同派の政治団体の解散届提出は事務所の解約手続きなどを経て、8月以降となる見通しだ。

宏池会は1957年に池田勇人元首相が創設した名門派閥。池田氏をはじめ岸田文雄首相まで計5人の首相を輩出した。昨年12月まで会長を務めた岸田首相が今年1月に解散意向を表明していた。〔共同〕

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