15日、スイス中部ビュルゲンシュトックで、アムヘルト大統領(左)とウクライナのゼレンスキー大統領(右)に迎えられる岸田首相(共同)

 【ビュルゲンシュトック共同】岸田文雄首相は15日夜(日本時間16日未明)、イタリア、スイスでの一連の外交日程を終え、政府専用機でスイス・チューリヒ国際空港を出発し帰国の途に就いた。自民党政治資金パーティー裏金事件の影響で支持率低迷が続く中、得意の外交での成果アピールを狙うが、政権浮揚につながるかどうかは見通せない。  首相はイタリアで開かれた先進7カ国首脳会議(G7プーリアサミット)で、中国の威圧的行動や過剰生産、北朝鮮の核・ミサイル開発への対処でG7の連携を呼びかけた。ウクライナのゼレンスキー大統領と個別会談し、ロシアの侵攻を受ける同国への支援を明確化した協定に署名した。


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