自民党島根県連の会合が16日、松江市で開かれ、細田重雄会長(86)が、4月の衆院島根1区補選で党の公認候補が大敗したことについて、早急に責任を取る考えを表明した。細田会長は取材に対し、7月の県連大会で会長職を退く意向を示した。

 会合は、県関係の国会議員や県議、各支部役員ら約150人が出席して非公開で行われた。細田会長によると、「政治責任の大半は私にある。早急に敗北の責任を取り、けじめをつけなければ」と述べた。

 また、「政治とカネ」の問題で「もっと早く処置すべきだった」などと党本部への厳しい意見も上がったという。県連は、裏金問題への党の不十分な対応が最大の敗因と分析した「補選の総括」に、この日の意見を加え、27日に党本部に届けるという。(垣花昌弘)

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