岸田文雄首相は18日夜、自民党の麻生太郎副総裁と東京都内のホテルで会食した。派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた政治資金規正法改正を巡り、首相と麻生氏らとの対立が表面化しており、首相としては9月の党総裁選を見据えて関係修復を図る狙いがありそうだ。会食は約2時間半に及び、今後の政治日程についても意見を交わしたとみられる。
政府関係者によると、会食は首相側から呼びかけた。
規正法改正を巡っては、首相がパーティー券購入者の公開基準額を「5万円超」へ引き下げることを決めたのに対し、麻生氏と茂木敏充幹事長は「10万円超」にとどめるよう求めていた。麻生氏は首相外遊中の14日には都内で茂木氏と会食していた。【高橋祐貴、園部仁史】
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