宮崎市は、社会人対象の採用試験の受験者年齢をこれまでの35歳から45歳に拡大します。今年秋から始まるこの採用の狙いとは?
宮崎市役所人事課に勤務する安田周平さん(30)は去年、社会人対象の試験を受け、採用されました。安田さんの前職は?
(安田周平さん)
「以前は神奈川県の自治体で市役所の職員として働いていた。妻の出身が宮崎市で、結婚して3年目になるけど、『将来的には宮崎に住みたいね』と話していた。社会人枠の採用があったので」
宮崎市は、昨年度から社会人枠の採用試験を始め、安田さんのような行政職や民間の金融機関や酒造メーカー、英会話スクールなど、幅広い業種から14人が採用されました。
昨年度の受験年齢は35歳まででしたが、この秋の試験から一部の職種を除き、45歳にまで広げます。
(宮崎市人事課 和田敏法課長)
「45歳にまで広げて、よりいろんなノウハウとか知見を持った方に市役所に来ていただいて、市役所を活性化していただきたい。市役所職員のモチベーションアップにもつながる」
安田さんの同僚は?
(安田さんの同僚)
「非常に刺激を受けている。彼も茅ヶ崎から来て、同じ行政マンとして入っていただいているので、茅ケ崎で経験したこととかすごく刺激的」
(安田周平さん)
「民間企業で多く経験がある方や、私みたいに他の自治体で経験がある方が受けるチャンスが広がると思うので、宮崎市にとっても入ってくる人たちにとっても成長する機会になると思う」
また、常勤の宮崎市職員として3年以上の実務経験があり、結婚や介護、留学などを理由に退職した人を対象にした「カムバック採用」も始めていて、こちらも受験年齢は45歳までです。
申し込み期間は、社会人採用が8月16日まで、カムバック採用が9月30日までとなっていて、宮崎市のホームページから申し込めます。
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