岸田文雄首相は21日の記者会見で、憲法改正について「国家の根幹を規定する基本法の憲法について、時代の要請にこたえて改正を考える機会を国民に提起することは政治の責任だ」と述べた。

首相は19日の党首討論で立憲民主党の泉健太代表に改憲の具体的な議論を始めるよう協力を呼びかけたことに触れた。「賛意を得ることができなかったことは残念に思っている」と語った。公約とした自身の総裁任期までの実現は困難な状況だ。

「(国会の)憲法審査会で国会閉会後も協議を呼びかける働きかけを行っている」との認識を示した。「全力を尽くして政治としての責任を果たしていく姿勢は維持していきたい。憲法の議論を一歩でも前に進めるべく努力を続ける」と訴えた。

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