政府は21日の閣議で、旅券法施行令の改正を決定し、来年3月24日以降に申請した分から新しいパスポートを発給することになりました。

外務省によりますと、今のパスポートでは個人情報を登録したICチップが内蔵された厚いプラスチック製のページと、顔写真が掲載されたページが別々になっているのを一体化し、特殊なレーザーで印字することで複写ができず、偽造されにくくなるということです。

アメリカやイギリスなどではすでに実施されている対策で、ICAO=国際民間航空機関からの勧告を踏まえ、採用したということです。

また、これにあわせて利便性向上のため、新規申請をオンラインでできるようにします。

今の書面での申請の手数料は10年用で1万6000円ですが、オンラインでは100円値下げする一方、書面申請は300円値上げするとしています。

今のデザインや表紙の色は変更はないということです。

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