東京都知事選の候補者ポスター掲示場に風俗店のポスターを貼ったとして、警視庁は、候補者を擁立している政治団体の党首に対し、風俗営業法違反(広告及び宣伝の規制)の疑いで警告を出した。捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、警告は22日付で、同日夜に党首に口頭で警告した。この政治団体が東京都渋谷区の掲示場に貼ったポスター24枚が女性向け風俗店の広告にあたり、周辺の環境を害すると判断したという。

 この党首は22日夜、自身のYouTubeチャンネルで警告を受けたことを明らかにし、別のポスターに張り替えたと述べた。

 今回の都知事選を巡っては、別の候補者が20日夜、裸の女性のポスターを貼ったとして都迷惑防止条例違反の疑いがあるとして警視庁から口頭で警告を受けた。(御船紗子)

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