福岡市は、熱中症予防や節電につなげようと、夏の暑い時期に涼しい商業施設などで市民に過ごしてもらう「クールシェア」の取り組みを24日から始めました。

24日朝、福岡市東区のドラッグストアに設置されたのは、「クールシェアふくおか」の協力施設であることを示すのぼりです。

「クールシェア」とは、夏の暑い時期に商業施設や公共施設などの涼しく過ごせる場所を市民に利用してもらうことで、熱中症の予防や家庭での節電につなげようという取り組みで、福岡市ではコロナ禍以降、2019年以来、5年ぶりの実施となります。

福岡市の「ウエルシア福岡香椎浜店」では、カフェスペースと調剤待合室を「クールシェアスポット」としていて、気軽に休憩してほしいとしています。

◆ウエルシア福岡香椎浜店 田中宏昌 店長
「地域の方々に少しでも貢献できるようになればいいかなと思って、今回の『クールシェアふくおか』に参加させていただきました」

福岡市では現在、市役所や公民館、デパートなど、合わせて424カ所が「クールシェアスポット」として登録されています。

これは5年前の1.4倍にのぼり、猛暑や熱中症に対する意識の高まりを反映しているとみられます。

◆福岡市 環境保全課 江頭勝 課長
「夏の暑い時期は無理をせず、涼しい施設を利用することで、熱中症予防につなげていただきたい。ステッカーを目印にご利用いただけたら」

この取り組みは、今年9月末まで続けられることになっていて、福岡市は引き続き協力施設を募集すると共に、市民に利用を呼びかけています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。