ロシアによる侵攻が続き人道危機が拡大する中、ウクライナ赤十字社のトップらが戦災から復興を遂げた経験を学ぼうと広島を訪れています。
広島赤十字・原爆病院を訪れたのは、ウクライナ赤十字社の事務総長ら2人です。
2人は原爆投下直後の赤十字の活動と、およそ80年後の今も続く被爆者医療について説明を受けました。
続いて原爆により歪んだ窓枠など無残に破壊された旧日赤病院を視察。
被爆直後から生き残った医療従事者らが、不眠不休で治療に当たったエピソードなどを、ロシアによる核の脅威に晒されるウクライナの2人は熱心に聞いていました。
【ウクライナ赤十字社・ドツェンコ事務総長】
「広島の平和教育を国に持ち帰り、「(戦争を)二度と起こしてはならない」ということを伝えたい」
【ウクライナ赤十字社・クレツコフスキー副事務総長】
「広島は破壊や困難の物語だけではなく、復興・再建の物語でもあると感じている」
2人は「広島が経験したことをウクライナで活かすことがないことを願う」としながらも、「あらゆる可能性を視野に備えていく」と決意を述べました。
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