秋田県鹿角市は、関 厚市長にパワーハラスメントが疑われる言動があったとして、全職員を対象にした調査を実施することを決めた。調査は副市長が取り仕切り、無記名で行われる。

6月11日に行われた鹿角市議会の議会運営委員会で、市の幹部職員が「市長の言動がパワハラ的な発言だったと感じている」と話した。

また、2022年と2023年に市議会の一般質問の答弁を協議する際、職員が必要書類を用意するのが遅れ、関市長が職員を大声で叱ったという。

25日に行われた定例記者会見で、関市長は「大声で叱ったことは事実」とした上で、「答弁を作成する難しい状況だったので、私もかなり焦っていたのは事実。それについてはおわびを申し上げている」と釈明した。

その場には舛屋修美副市長が同席していて、市長に「パワハラと取られる可能性がある発言だ」と指摘したという。

こうした事態を受け、市は同じような言動がなかったか、すべての職員を対象にアンケート調査を行うことを決めた。調査は舛屋副市長の責任のもとで行われる。

 鹿角市・舛屋修美副市長:
「事実を明らかにして市民にも事実を公開して、職員に対してもパワハラを防止する取り組みの観点から調査を実施して、公開した上で報告したいと考えた」

調査は無記名で行われ、9月市議会までに取りまとめられる予定。

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