2023年度、災害復旧費の予算を流用して、河川工事を完成させるなど、不適正な事務処理を行ったとして、鹿児島県奄美市は住用総合支所の職員3人を減給などの懲戒処分にしました。


奄美市・安田壮平市長
「管理監督者として市民の皆様に深くおわび申し上げます。誠に申し訳ありませんでした」


奄美市によりますと、2023年の9月議会で奄美市住用町での災害復旧費として計上された約1400万円の補正予算のうち300万円余りについて、住用総合支所の担当職員が、本来予定されていた水路と農道の土砂の撤去費用ではなく、河川の護岸のかさ上げ工事にあてたということです。


このほか、土砂撤去機械の借り上げ費50万円余りも、工事予定のなかった市道の排水処理工事にあてられていました。

担当職員は不適正な事務処理について、上司の指示だったと話しているということで、市は24日付で当時の担当課長を3カ月間減給10分の1の懲戒処分とし、担当職員ら2人を訓告処分としています。

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