記者会見する木原防衛相(28日、防衛省)

木原稔防衛相は28日の記者会見で、沖縄県北大東島(北大東村)に航空自衛隊の移動式警戒管制レーダーなどを運用する部隊を配備する意向を表明した。27日に同省の沖縄防衛局を通じて北大東村に伝達した。住民説明会を開き、早期配備を目指す。

北大東島は中国艦船もよく通過する沖縄本島と宮古島の間にまたがる宮古海峡の太平洋側に位置する。伊豆諸島や小笠原諸島を含む太平洋の島しょ部には固定式レーダーはなく、警戒監視の空白地帯となっていた。

木原氏は「ここに移動式の警戒管制レーダーなどを配備することは防衛上、非常に有意義なものだ。警戒監視基盤を整備することで防衛の意思と能力を示し、日本に対する武力攻撃を抑止する上でも非常に重要だ」と説明した。

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