林官房長官は28日午後の会見で、小林製薬の紅麹原料を使ったサプリメントの健康被害に関し、死亡に関する遺族からの相談の中でサプリメントとの因果関係がないと確認できない死者が新たに76人いたものの、小林製薬が28日まで調査中だとして件数を報告しなかったことについて「極めて遺憾だ」と述べた。

林長官はその上で「本日、厚生労働省において、小林製薬による76事例の調査に関して、医療機関等に同社が調査することについての遺族の同意の取得、医療機関からの情報収集の進め方などについて早急に計画を作成し、明日までに報告するよう小林製薬に指示した」と述べた。

さらに、「今後、個別事例についての小林製薬の紅麹製品との因果関係に関する調査について、厚生労働省がしっかりと進捗管理をしつつ同社に行わせる方針だ」と語った。

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