参院本会議で答弁を行う岸田文雄首相=17日午前、国会(春名中撮影)

再生可能エネルギー導入に向けた規制の見直しを目指す内閣府のタスクフォースで提出された資料に中国国営企業のロゴマークの透かしが入っていた問題で、岸田文雄首相は17日の参院本会議で「エネルギーセキュリティーは、国の安全保障の中核の一つであり、関連政策の検討にあたっては他国から干渉されない体制を確保しなければならないのは当然だ」と述べた。国民民主党の竹詰仁氏への答弁。

首相は「内閣府において(資料を提出した)元構成員などが外国の政府や企業から不当な影響力を行使されうる関係性を有していたかなどについて、人選の経緯などとあわせて詳細な事実関係の確認などの調査を行っている」と説明した。

竹詰氏はタスクフォースの解散や中止を求めたが、首相は「調査の結果を踏まえて、(河野太郎)規制改革担当相において、適切に判断されると認識している」と述べるにとどめた。

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