労働者団体・連合静岡は4月17日に執行委員会を開き、5月26日に投開票が行われる県知事選について浜松市長を4期16年務めた鈴木康友 氏(66)を推薦する方針を決めました。

川勝平太 知事の辞職にともなう県知事選をめぐっては、鈴木氏のほか元総務官僚で県副知事も務めた大村慎一 氏(60)も立候補を表明していて、いずれも主要政党や連合静岡に対して推薦願を提出しています。

こうした中、連合静岡では15日に両者から力を入れたい政策などについてヒアリングした上で17日午後に執行委員会を開き、鈴木氏に対する推薦を決定しました。

角山雅典 会長は鈴木氏を推薦する理由について「静岡県を今後、10年後、20年後、どのようにしていきたいのかという将来のビジョンが明確に示されていたため」と述べています。

一方、鈴木氏は推薦決定に先立ち、決意表明のため連合静岡を訪れ、退席後応じた取材には「(川勝県政の)継承とか転換という抽象論で述べることではない。人格が違う。仮に私が知事になれば、私が県政を担うのでゼロベースでスタートする」と話しました。

また、立憲民主党県連と国民民主党県連は連合静岡が推薦する候補予定者を支える方針を固めているほか、川勝平太 知事を支持し、連合静岡の推薦議員11人が所属する県議会の第2会派・ふじのくに県民クラブも協議の結果、17日に鈴木氏を支援することを決めています。

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