戦時中に呉市で亡くなった人や呉空襲の犠牲者などを追悼する慰霊式がきょう、行われました。
呉市役所で行われた合同慰霊式は日中戦争以降に戦地や呉市内で亡くなった人のほか、呉海軍工廠で殉職した犠牲者など、合わせて1万7000人を追悼するものです。
第二次世界大戦中に呉市は14回の空襲を受け、市民などおよそ2000人が犠牲となりました。
【遺族代表追悼の辞/呉市遺族連合会・増原尋美会長】
「このような悲惨な戦争を二度と繰り返さない決意のもと、戦争の教訓を風化させることなく、平和への取り組みを継続していくことをここに誓います」
慰霊式は去年まで新型コロナの影響で規模が縮小されていましたが、今年は5年ぶりに通常規模での開催となり遺族や関係者などおよそ300人が参列。
献花台に花を手向けて犠牲者を悼みました。
【兄を戦争で亡くした女性】
「戦争で亡くした家族の悲惨さをよく知っているからこれ(兄の写真)だけは私が守ろうと思って、けさ早くから連れてきました」
【空襲で家族5人を亡くし自身も被災した男性】
「二度と戦争があってはいけないし、平和な世の中が続くように願っている。
悲惨な目にあうのは私だけで結構だと思う」
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