瀬口氏は、海上保安大学校出身で、現場トップの海上保安監や次長などを歴任し、7月1日付けで長官に就任しました。

現場の生え抜きからトップに就任するのは5人目です。

瀬口長官は1日の会見で、冒頭、課題となっている人材確保について触れ、「人を大事にする組織作りを目指し、人材の確保と育成、業務の効率化、やりがいの持てる職場環境への改善などに一丸となって取り組む」などと述べました。

また、沖縄県の尖閣諸島周辺で活動を活発化させる中国海警局の船については、「関係機関と緊密に連携し、冷静かつきぜんとした対応を続ける」と述べ、引き続き、対応に万全を期す考えを示しました。

このほか、ことし1月に羽田空港で起きた、海上保安庁の航空機と日本航空の旅客機が衝突した事故について、「組織のトップとして二度とこのような事故を起こさないという強い決意のもと、安全運航、再発防止に向け全力を尽くします」と話しました。

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