備前市が企画している地元出身のメジャーリーガー、山本由伸投手の試合を観戦するツアーは公平性に欠けるなどとして市民団体が7月2日、公費による支出の差し止めを求める住民監査請求を行いました。
市民団体の代表者が市の監査委員事務局を訪れ、書類を提出しました。備前市は、地元出身のメジャーリーグ・ドジャースの山本由伸投手を応援しようと、8月に市内の中高生200人を招待しロサンゼルスを訪れるツアーを企画していて、公費による支出は同行する市の職員16人分を合わせて約1億3000万円とされています。
請求では、全ての子供を対象としないのは不公平としたうえで、物価高の中での今回のツアーは予算の使い方が不適切で地方自治法などの規定に反するとして、公費による支出の差し止めを市長に勧告するよう求めています。
(市民団体代表 桐山宗義さん)
「使うべきところに使ってほしい。1億3000万円を使うことの 費用対効果の検討が一切されていない。」
監査委員は書類を審査し、60日以内に判断を示すことにしています。
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