コメの品質低下をもたらす「斑点米カメムシ」の発生が多く確認されたことから、県は注意報を出し、4日から生産者などに被害防止を呼びかけるキャンペーンを始めた。

「カメムシ被害防止対策キャンペーン」の出発式には、県と農協の職員など約60人が参加した。
これは生産者や民間企業などに、コメへの被害を防ぐため、稲の穂が出る前に水田周辺の草刈りを徹底することなどを周知するために県が行ったもの。

式のあと参加者は、会場周辺の田んぼに斑点米カメムシがいないか、網ですくって確認した。

県職員「これもですね」
記 者「大きさはどれぐらい?」
県職員「これだと5ミリはない」

斑点米カメムシは成虫でも全長5ミリと小さく、若い稲穂の汁を吸うと米粒に黒い斑点が出来て見た目が悪くなり、コメの品質が落ちる原因となっている。
先月、県は県内の田んぼや農道など41カ所で調査をし、例年と比べ多く発生していることを確認。2日、去年よりも1カ月早く斑点米カメムシの注意報を出した。

(村山総合支庁産業経済部・山川淳次長)
「対策として今の時期が一番重要と考えているので、我々も対策を前倒しして草刈りの徹底をしてもらい、高品質なコメを生産してもらおうと考えている」

県は、このキャンペーンを来月末まで行う。

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