6月定例県議会が5日閉会し、およそ854億円の補正予算案などが可決されました。一方、環境大臣と水俣病被害者団体との懇談でマイクが切られた問題をめぐり「環境省の対応はあまりにも不誠実」として懇談の形を見直すよう国に求める意見書も可決されました。

木村知事にとって、就任後初めての定例県議会となる6月議会は5日が最終日。

知事のマニフェスト実現に向けた総額およそ854億円の補正予算案などを可決するなどして閉会しました。補正予算にはセミコンテクノパーク周辺の信号制御の見直しなど渋滞対策に75億8100万円。

『地下水保全対策』として地下水位の観測データをモニタリングするシステムの構築などに2800万円。

出産、子育てに対する支援強化などに3200万円などが盛り込まれています。

また、5月1日の水俣病被害者団体と伊藤環境大臣の懇談の場で環境省の職員が
団体側のマイクを切り発言を制止した問題を受け、「国の対応はあまりにも不誠実」として懇談の形を見直すことを要望するなど水俣病問題の解決を求める意見書について全会一致で可決しました。

環境省は、伊藤環境大臣と各団体との再懇談を7月8日と10日、11日に開催することにしています。

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