無党派層の投票先は

 毎日新聞社と社会調査研究センターは7日、東京都知事選の投票を終えた有権者を対象にインターネット調査を実施した。無党派層の4割が投票したと答えるなど現職の小池百合子氏(71)が幅広い支持を集めた。

 無党派層の投票先は、小池氏に次ぐ3割が前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(41)。続いて2割弱が元参院議員の蓮舫氏(56)だった。

 自民党支持層の7割弱は小池氏に投票したが、2割弱は石丸氏に流れた。立憲民主党支持層は7割が蓮舫氏だったが、2割弱が小池氏に、1割強が石丸氏に入れた。日本維新の会支持層では4割強が小池氏で、4割弱が石丸氏だった。公明党支持層の9割弱は小池氏に投票した。共産党支持層の6割弱は蓮舫氏だが、3割は小池氏にも流れた。

 年代別で見ると、全年代とも投票先は小池氏がトップで、30代以上ではいずれの年代でも4割超を占めた。18~29歳では3割強が石丸氏に投票した。

 男女別の投票先を見ると、男性では小池氏、石丸氏、蓮舫氏の順、女性では小池氏、蓮舫氏、石丸氏の順に多かった。

 2期8年の小池都政の評価については「大いに評価する」「ある程度評価する」が7割を占めた。

 調査は、社会調査研究センターがNTTドコモの協力を得て開発した新たなインターネット調査方式「dサーベイ」を使用。都内在住者から無作為抽出した対象者にメールで回答を依頼し、2588人が投票先を答えた。【安藤いく子】

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