自民党総務会長を務めた笹川尭元衆院議員(88)は7日、前橋市での党群馬県連大会で、少子化問題に触れ「子どもの少ない人は、みんな胸に手を当てて反省してください」と述べた。「男がしっかりすれば、必ず女性は子どもをこしらえてくれる」とも語った。少子化の実態を無視した時代錯誤の発言として反発を呼びそうだ。
笹川氏は「人間なので子どもができない人もいる。その人は働いて世の中のために尽くしていれば、それはそれでいい」と言及。一方で「お金を出して人口が増えると思ったら大間違い。あなたの子どもが産みたいという気持ちになるような旦那が増えなければ駄目だ」と指摘した。
笹川氏は衆院議員を7期務め、森内閣で科学技術担当相に就いた。2009年の衆院選で落選し政界を引退。茂木派の笹川博義元環境副大臣は三男。〔共同〕
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