東京都議補欠選挙(欠員9)が7日投開票され、全9選挙区のうち、自民党は派閥の政治資金パーティー裏金事件で党役職停止1年となった萩生田光一前政調会長の地元、八王子市選挙区で敗北するなど擁立した8選挙区で2勝6敗と負け越した。逆風が吹く中、次期衆院選を占う戦いとの位置付けだっただけに、岸田文雄首相の政権運営に打撃となった。党内から衆院選への懸念の声が相次ぐのは確実だ。  議員の死去や辞職、別の選挙への立候補に伴う。9選挙区は江東区、品川区、中野区、北区、板橋区、足立区、八王子市、府中市、南多摩。当選者は地域政党「都民ファーストの会」3人、自民2人、無所属2人、立憲民主党と諸派各1人。  萩生田氏は7日、支援者らに「自民党への逆風があり、原因をつくった一人としておわびからの選挙だった。差を縮めることができなかった」と述べた。


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