大阪・関西万博まで1年を切る中、岡山県の伊原木隆太知事は7月8日、兵庫県知事と岡山市で会談しました。万博を使ってどう誘客を図るか。関西圏である隣県と連携強化を進めます。
伊原木知事は岡山県庁で、兵庫県の齋藤元彦知事を迎えました。日本を代表する建築家、前川國男が設計し、モダニズム建築として全国に知られる庁舎の見どころを説明しました。
そして2人は、観光客にも人気のレンタサイクルで近くの後楽園まで移動。国の特別名勝で、日本三名園に数えられる絶景をPRました。
(岡山県 伊原木隆太知事)
「年に何回かツルを飛ばすのが評判がいい」
園内で開いた会談の主要なテーマは万博です。大阪・夢洲で2025年4月に開幕し、約半年間で国の内外から約2800万人が訪れるとされています。岡山県では2024年9月から県北で初めて現代アートの大型イベント「森の芸術祭晴れの国・岡山」、2025年春からは香川県と共に瀬戸内国際芸術祭を開催します。万博で関西圏を訪れる観光客を兵庫県を経て引き込むチャンスとしています。
(岡山県 伊原木隆太知事)
「犬島、宇野港エリアは瀬戸内国際芸術祭の会場で瀬戸大橋などの観光資源を生かした周遊クルーズや海を起点にした観光コンテンツを発信したい」
(兵庫県 齋藤元彦知事)
「犬島と直島を結ぶ周遊クルーズを実施したい。(兵庫県は万博で)共同パビリオンのブースを準備しているのでそこでPRなどいろいろな形で兵庫と岡山が連携して観光のクルージングやサイクリングを含めて来場者にPRしたい」
会談を終えて伊原木知事は手応えを感じていました。
(岡山県 伊原木隆太知事)
「共同で(旅行情報誌の)じゃらんを作ろうとかいろいろしている。お互い活性化を図ろうとしている」
兵庫県は神戸空港の国際化が決まっていて、外国人観光客の玄関として期待が高まっています。
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