兵庫県知事のパワハラ疑惑などを告発した元幹部が死亡したことを受け、県職員の労働組合が、知事の辞職を申し入れました。

【兵庫県職員労働組合 土取節夫中央執行委員長】「知事として、取り得る最大限の責任を取っていただきたい」

兵庫県の職員労働組合は、「文書問題の発生以来、県政が停滞し、県民の信頼回復が望めない状況になっている」として、斎藤知事の辞職を申し入れました。

元西播磨県民局長(60)は、ことし3月、知事のパワハラ行為などを告発する文書を配布し、内容の真偽を確かめる「百条委員会」に証人として出頭する予定でした。

しかし、今月7日、姫路市内で死亡しているのが見つかりました。自殺とみられます。

【兵庫県職員労働組合 土取節夫中央執行委員長】「告発した職員が守れない、守られない組織は、痛恨の極み。安心して働ける職場づくり。これをやっていただきたい」

10日午後3時からは知事の定例会見が予定されています。

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