福島県の国見町が中止した高規格救急車の開発事業を調査していた百条委員会の報告書が町長に手渡された。

この報告書は7月10日開かれた国見町議会の臨時会で賛成多数で可決され、その後、町側の意向により非公開で佐藤議長から引地町長に手渡された。
2023年10月に設置された百条委員会が調査していたのは、町が計画していた高規格救急車の開発事業。

百条委員会の報告書は、大手自動車メーカーを上回る救急車の開発を町が目指していたにもかかわらず、開発製造期間が4ヵ月と短かったことなどを指摘。「公正公平な事業ではなかった」と結論付けた。
また「責任は町長しか取れない」とした上で、「速やかな政治的決断を強く求める」と強調し、引地町長の辞職を事実上求めている。

一方、これまで町側は「問題はなかった」と説明していて、引地町長は午後にもホームページでコメントを発表する予定だ。

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