高温の影響で収穫量が大きく減少したサクランボについて。ふるさと納税の返礼品として人気が高いサクランボだが、不作で商品の確保が難しく、8万3000件余り(全体の2割)が予定通り発送できない状態であることがわかった。

これは、きょう(10日)の会見で吉村知事が明らかにしたもの。
今年の県産サクランボをめぐっては、収穫期に高温となった影響で、出荷できない「うるみ果」が多く発生した。
県は当初、今年の収穫量を1万2100トンと予想していたが、実際はこれを大きく下回り、5段階の評価で最も低い「少ない」になる見込み。

こうした中、多くの自治体で、ふるさと納税の返礼品のサクランボを確保することが難しくなっている。
県と市町村分を合わせ、今年発送を予定していた35万3000件のうち、7月8日時点で全体の2割以上の8万3600件が、予定通り発送できない状態だという。

(吉村知事)
「申し訳ないという思いでいっぱい。それ以上に生産者が減収している。しっかりと支援していきたい」

こうした状況を受け、県は市町村と連携し生産者への資金繰り支援をきょうから始めた。
今年春からの高温で収入が減少する被害を受けたサクランボなどの生産者が対象で、県と市町村が利子分を補助するため、0.9%以内の低い利子で融資を受けることができる。

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