津波の犠牲者ゼロを目指し、車を使った避難のあり方を検討する岩手県大船渡市の会議の初会合が7月9日に開かれました。
具体的な方針は2024年度内にまとまる予定です。

大船渡市で開かれた津波避難対策検討会議には、警察や消防・住民など17人が出席しました。

県が2022年に示した巨大津波の想定で、大船渡市は東日本大震災より広い範囲が浸水すると見込まれています。

市のこれまでの地域防災計画では津波が発生した時の避難は徒歩が原則となっていて、車での避難については具体例が示されていませんでした。

この会議はその方針を取りまとめることが目的とされていて、9日は避難に車が必要な個人や地域を設定する案が示され、課題などが話し合われました。

検討会議委員長 県立大防災復興支援センター 杉安和也副センター長
「実際に自動車で避難するとなった場合に、大船渡ならではの地形的な特徴を踏まえどういった可能性があるか議論したい」

この検討会議では今後市内8つの地区でワークショップを行い、2024年度内に避難行動の方針を取りまとめる予定です。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。