NATO(北大西洋条約機構)の首脳会議が、アメリカ・ワシントンで開幕しました。
新たに加盟したスウェーデンも初参加し、ウクライナ支援強化に向けた対応などを協議します。
アメリカ・バイデン大統領:
プーチンはウクライナにとどまらない。しかし、ウクライナはプーチンを止められる。
アメリカのバイデン大統領は開幕の演説で、ウクライナに対し、ドイツなどと共同で5基の防空システムを追加供与すると発表しました。
首脳会議には、新たにNATOに加盟したスウェーデンが初めて参加。
ウクライナ支援を最大のテーマに、加盟国全体で7兆円規模の軍事支援を継続することで合意する見通しです。
ウクライナのゼレンスキー大統領:
我々は強く、妥協せず、一丸とならなければいけない。
首脳会議に出席したウクライナのゼレンスキー大統領は、安定的な支援の継続の他、NATOへの早期加盟の実現を訴えていて、その道筋を明確に描けるのかも焦点です。
一方、岸田首相は、10日午後、NATO首脳会議などに出席するため、政府専用機で日本を出発しました。
岸田首相:
日本を含むインド太平洋のパートナーとNATOの持続的な協力関係、これを確認する機会としたいと思っています。
岸田首相は、「欧州大西洋とインド太平洋の2つの安全保障環境は、不可分であるとの認識を各国首脳と確認したい」と強調しました。
ワシントンでは、就任したばかりのイギリスのスターマー首相と初の首脳会談も行う見通しです。
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