長野県の伊那、駒ケ根、飯田の3市の女性議員が超党派のネットワークを立ち上げました。政策決定の場にもっと女性の声を届け、人口減少などの地域課題の解決につなげたいとしています。

伊那谷三市女性議員ネッワーク・気賀沢葉子会長(駒ヶ根市議):
「意思決定の場に若者と女性の声が反映されない、ずっと私たちは経験してきました」

ネットワークを立ち上げたのは、伊那・駒ヶ根・飯田の3市の女性議員11人です。人口減少や子育て支援など地域課題を解決にむけ超党派で連携します。

3市の女性議員の割合は、伊那市が23.8%、駒ヶ根市が33.3%、飯田市が9.1%。
因みに県内市町村の平均は19.4%で全国9位。1位は東京都(区を含む)の33.5%。最下位は長崎県の9.8%となっています(2023年12月31日現在・内閣府まとめ)。


女性の社会進出が進み、割合は徐々に上がっていますが、今も政策決定の場に女性の声を届けることの難しさを感じることがあると言います。

池田幸代・駒ヶ根市議:
「駒ヶ根市で答弁する側の部長に1人も女性がいなかったりする。結局、女性たちは何か主張したい時に突破できる要素がすごく少ない」

ネットワークでは今後、定期的に意見交換などを重ねながら、女性の視点を生かした政策を提言し、地域の課題解決につなげたいとしています。

篠塚みどり・伊那市議:
「大きな声で女性の現場、その1人の声をつなげていくことが大事」

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