アメリカ・ワシントンで開催中のNATO(北大西洋条約機構)の首脳会議は、パートナー国として岸田首相が出席した会合が開かれています。
現地から、フジテレビ政治部・門脇功樹記者が中継でお伝えします。
ウクライナ情勢が主要議題の今回のNATOの会議。
岸田首相は、「今日のウクライナは明日の東アジアかもしれない」として、中国などを念頭にしたインド太平洋の安全保障も訴えたい考えです。
日本時間11日午後11時過ぎに始まった会合で岸田首相は、ウクライナへの日本の支援を説明するほか、中国の海洋進出などを念頭に「力による一方的な現状変更の試みは認められない」として、NATOとの連携を強化したい意向です。
これに先立ち、岸田首相は、韓国、オーストラリア、ニュージーランドの首脳とともにウクライナのゼレンスキー大統領と会談し、引き続き支援することを伝えました。
NATOは日本時間の11日、ウクライナへの約7兆円規模の軍事支援の継続とNATO加盟への支援を明記した首脳宣言を発表しました。
日本時間の12日には、議長を務めるアメリカのバイデン大統領が閉幕の記者会見を行いますが、健康問題への懸念を払拭できるかも注目されます。
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