高田晴行警視の慰霊碑に献花し手を合わせる公明党の山口代表(左端)=15日、カンボジア・プノンペン(共同)

 【プノンペン共同】公明党の山口那津男代表は15日、訪問先のカンボジアの首都プノンペンでフン・マネット首相と会談し、ロシアの侵攻が続くウクライナに対し地雷対策支援を推進していく方針で一致した。  山口氏は、長年の内戦で設置された地雷の除去作業を進めてきたカンボジアの知見を踏まえ「ウクライナの地雷除去活動にはカンボジアの協力が不可欠だ」と強調。首相は「一国ではできない。日本のバックアップが必要だ」と応じ、連携の重要性を訴えた。  第三国への地雷対策支援を巡っては上川陽子外相が6日にカンボジアで表明している。山口氏は会談後、政府の支援策を活用していくことで一致したと記者団に語った。  会談で山口氏は、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持、強化していく必要性も力説した。  この他、1993年にカンボジアで国連平和維持活動(PKO)に参加中、殺害された岡山県警の高田晴行警視と国連ボランティアの中田厚仁さんの慰霊碑をそれぞれ訪ね、献花した。


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