アメリカのトランプ前大統領の暗殺未遂事件を受け、岸田首相をはじめ日本の政界からは、銃撃を非難する声が相次ぎました。

岸田首相は自身のSNSに、日本語と英語で「民主主義に挑戦する暴力には毅然(きぜん)と立ち向かわなければならない。トランプ前大統領の一刻も早い回復をお祈りしている」と投稿しました。

自民党の茂木幹事長は、宮城県での講演で事件にふれ、「アメリカでは政治的・社会的分断で二極化が進んでいる」と指摘したうえで、「暴力に訴えることがあってはならない。強く非難したい」と述べました。

そして、閣僚として担当した貿易交渉で、「トランプ氏から『茂木はタフだ』と言われた」ことを紹介し、「耳を負傷しながら拳を振り上げたトランプ前大統領こそタフだなと感じる」と述べました。

また、立憲民主党の泉代表は、和歌山市での記者会見で「危険なテロ、狙撃、襲撃は、民主主義体制において絶対に許されない。言論封殺になる行為で、重大な懸念と抗議を示したい」と述べました。

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